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台風25号(2026年9月20日〜24日)のふりかえり

あなたの記録で分かったこと

台風25号のあいだ、この防災MAPには「ここは通れない」「ここは通れた」という記録がたくさん届きました。記録と雨のデータを突き合わせると、雨のデータだけでは分からなかったことが見えてきました。

371件の記録
108件の「通れない」
181台のスマホ・PCから

分かったこと 1いちばん通れなかったのは、雨が止んだ翌日でした

雨がまとまって降ったのは9月20日から21日の夜まで(周辺のアメダス4か所の平均で合計356mm)。ところが「通れない」の記録がいちばん多かったのは、雨が止んだ翌日、9月22日(58件)でした。「通れない」108件のうち89件(82%)は、雨が止んでからの記録です。

1日の雨の量(mm) 「通れない」の記録(件) 93264015 2358234 9/209/219/229/239/24 雨はほぼ0 → それでも最多
青=1日の雨の量(アメダス我孫子・佐倉・成田・船橋の平均)、赤=その日の「通れない」の記録の件数。
なぜ? 大雨のあと、北印旛沼の堤防が決壊し、印旛沼の水位も高いままになりました(県・市の発表)。低い土地や沼沿いの道では、雨が上がっても水がなかなか引かなかったと考えられます。「雨が止んだから、もう通れる」とは限らない。このことを、みなさんの記録がはっきり示しました。

分かったこと 2印西の道は、1時間20mmほどの雨で水があふれ始めます

雨が降っている最中(9月21日)に届いた「通れない」26件と、その時刻の雨を比べました。すると、1時間に20mmほどの雨が続くと、道に水があふれ始めると考えると、26件中23件がうまく説明できました。

下水道は「5年に1回ほどの大雨」を流せるように計画するのが国の基本で、千葉市ではそれが1時間50mmでした。印西の冠水の多くは、下水道の管が通っていない農道や低い土地、沼沿いの道で起きています。そうした道では、下水道の基準よりずっと弱い雨でも水がたまる。記録はそれを数字で示してくれました。

分かったこと 3「雨のせいではない」と見えていた16件は、大雨の後の冠水でした

この地図は、「通れない」の記録に、雨による冠水か、工事・事故など別の理由かの目安を付けています。以前は「記録した瞬間の雨」だけで判定していたため、雨が止んだ後の記録16件を「雨なし(工事などの可能性)」と分けていました。

分かったこと1・2をもとに、「ここ数日に降り続いた雨」と「水があふれ始める雨の強さ」で判定するしくみに作り直しました。その結果、この16件は大雨の後の冠水として扱われるようになりました。記録がたくさんあったからこそ、判定の誤りに気づけました。

判定のしくみは、数値を変えて誰でも試せます → 雨の判定のしくみ(くわしい説明と計算)

なぜ、あなたの記録が必要なのか

この結果の限界:大雨1回分(台風25号)の記録から分かったことです。記録は、地図を使った人が自分で登録したもので、場所や時刻に誤りが含まれることがあります。記録の時刻は「冠水が始まった時刻」ではなく「記録した時刻」です。次の大雨の記録で、もう一度確かめます。この地図の目安は、通れるかどうかを保証するものではありません。

次の大雨のとき、記録してください

記録が増えるほど、印西の道のどこが、どのくらいの雨で、いつまで通れないのかが確かになります。

  1. 防災MAPを開き、画面の下の「🚫 通れない道を追加」か「🔵 通れた道を追加」を押す
  2. 地図をその道が見えるまで拡大し、道を指でなぞる(始点・曲がり角・終点をタップ)
  3. 「いつの状況か」を選んで「完了」

名前や連絡先は入力しません。記録はすぐに地図に公開されます。危ない場所には近づかず、安全な場所から記録してください。運転中の操作はしないでください。

防災MAPを開く 雨の判定のしくみを見る

数字の出どころ:防災MAPに届いた記録(2026年9月20日〜24日・運営が伏せたものを除く)と、気象庁アメダスの10分雨量(我孫子・佐倉・成田・船橋)。集計日 2026年9月26日。作成:Community Bank INZAI(印西市 市民活動団体・非営利)。この地図は CBI が自主的に試作しているもので、市の事業ではありません。